この記事では不登校になっためんたろうの息子が
オンラインフリースクール「SOZOWスクール」を1年以上利用したリアルな体験をもとにお伝えします。
学校が心の負担になり、不登校となったお子さんの
“安心できる居場所”をどう作るかは親として大きな悩みだと思います。
フリースクールは有力な選択肢の一つですが、近年増えているオンライン型はまだ情報が少なく、
「本当に大丈夫?」
「うちの子に合うのかな?」
と迷われる方も多いのではないでしょうか。
不登校になった直後、他者とのコミュニケーションに強い恐怖心を持っていた息子ですが
今ではSOZOWスクールがかけがえのない居場所となり、
日々安心できる仲間と交流し、自分らしく笑える時間を持つことができています。
もちろんオンライン、そしてSOZOWスクールが全ての子に最適とは限りません。
ですが、実際に利用した家庭の声は選択の大きなヒントになるはずです。
この記事では、オンラインフリースクールの日常や子どもの変化、
利用する上で感じたメリット・注意点まで、できる限り具体的にお伝えします。
「子どもに合う居場所を見つけたい」
「だけど間違えたくない…」
そんなお気持ちを抱えた方こそ、ぜひ最後まで読んでみてください。
1. 結論:SOZOWスクールは「回復期」でも利用しやすいオンラインフリースクール
まず最初に結論からお伝えします。
オンラインフリースクールSOZOWスクールは、
不登校のお子さんの「回復期」「再スタート準備期」でも利用しやすいサービスです。
こんな家庭には相性が良い可能性があります。
- お子さんが 学校の人間関係や集団生活に強い負担を感じている
- まずは 心身を休め、安心できる居場所をつくりたい
- すぐに学力の挽回ではなく、自己肯定感や対人コミュニケーションの回復を優先したい
- 「いきなりリアルのフリースクールに行かせるのはハードルが高い」と感じている
- オンラインでもいいので、同年代とのやわらかいつながりを持たせたい
一方で、以下をメインの目的とする場合は、
SOZOWスクールよりも別の選択肢が合う可能性があります。
- 「短期間で学校復帰させたい」
- 「塾のように学力を最優先で伸ばしたい」
- 「毎日決まった時間割で勉強中心の生活にしたい」
この記事では、SOZOWスクールのサービス内容や費用だけでなく、
「どんな子に向いていて、どんな家庭には合いにくいのか」までを含めて解説します。
2. SOZOWスクールとは?|オンラインフリースクールの基本情報
まずは、オンラインフリースクールSOZOWスクールの基本的な情報を整理しておきます。
2-1. SOZOWスクールの概要
- 対象:小学4年生〜中学3年生
- 形態:完全オンラインのフリースクール(通学コースもあり)
- 在籍者:全国から500名以上の小中学生(公式情報より)
- 主な目的:
- 学校復帰をゴールにしない
- 5教科学習よりも、好き・得意・興味から自己肯定感を育てる
- 安全なオンライン環境で、対人関係やコミュニケーションを回復する
2-2. オンラインフリースクールとしての特徴
一般的なリアルのフリースクールと比べたときの
オンラインフリースクールSOZOWの特徴は次の通りです。
- 自宅から参加できる(通学ストレス・移動負担がない)
- カメラ・マイクをオフにして「見るだけ参加」ができる
- 体調・メンタルに合わせてログイン時間を調整できる
- 対面が苦手なお子さんでも、文字チャットなど低負荷のコミュニケーションから始められる
- メタバース(オンライン空間)やSlackを通じて、全国の仲間と「ゆるく」つながれる
3. SOZOWスクールが不登校の子どもに向いている理由
不登校のお子さんとオンラインフリースクールの相性は、お子さんの状態によって大きく変わります。
SOZOWスクールが特に力を発揮するのは、次のような局面です。
3-1. 不登校「初期〜回復期」の子どもに向きやすい
心や体が疲れ切っているタイミングで
無理して学校に戻ったり、いきなりリアルのフリースクールという新たな環境飛び込むのは
再度の不登校・自己否定のリスクを高めてしまうことがあります。
オンラインフリースクールSOZOWは、
- 「見るだけ」「聞くだけ」参加ができる
- ログアウトすればすぐに休める
- 参加強制ではなく、子どものペースを尊重する
という特徴があるため、
「まずは安全な場所で心を休める」「自分のペースで人とのつながりを取り戻す」ことに向いています。
3-2. 刺激の量と距離を自分で調整できる
不登校のお子さんの中には、
- 大人数・集団にいるだけで疲れてしまう
- 他人の視線が気になりすぎて、何もできなくなる
というタイプも多くいます。
SOZOWのオンライン環境では、
- カメラOFF・マイクOFFで「存在だけ」置いておく
- 声は出さず、チャットだけで反応する
- 自分が話したくなったタイミングだけ声を出す
といった刺激コントロールが可能で、お子さん自身が「今の自分にとって安全な距離感」を選ぶことができます。
これは、回復の観点から見ると非常に大きなポイントです。
3-3. 小さな成功体験を積みやすい
SOZOWスクールでは、次のような「小さな一歩」が成功体験として蓄積されていきます。
- 今日はログインしただけだった
- 初めて朝会に最後まで参加できた
- チャットで一言だけコメントを返せた
- 好きなゲームやアニメの話題で、自分から一言発言できた
- 少人数の場で、短い自己紹介ができた
こうした小さな成功体験の積み上げは、自己効力感(自分はできるという感覚)の回復に直結します。
4. SOZOWスクール3つのコースと費用|自分探Q・好き探Q・未来探Qの違い
SOZOWスクールには、大きく分けて3つのコースがあります。
4-1. 自分探Qコース(月額25,000円・税込)
特徴:
1on1(個別面談)が中心で、集団との関わりは最小限です。
- 個別のメンターとの1on1が多め
- 保護者面談も月1回と手厚め(※任意)
- 子ども同士の交流は限定的
- メタバースや一部イベントへの参加は制限あり
向いているケース:
- 対人不安が非常に強い
- まずは「大人との信頼関係」からスタートしたい
- いきなり他の子と関わるのは負担が大きい
4-2. 好き探Qコース(月額33,000円・税込)
特徴:
SOZOWスクールの中核となるコースです。
- 1on1に加え、コミュニティ活動が本格的に開始
- ゲーム・イラスト・音楽・創作など「好きや興味」に応じたコミュニティに自由参加
- メタバース空間・Slackを通じて他のお子さんの様子が「見える」
- 5教科学習教材(すらら or スタディサプリ)、オンライン自習室「ガクサポ」もこのコースから利用可能
向いているケース:
- 対人関係に不安はあるが、「他の子の様子は知りたい」
- 好きなことや得意分野があり、それを入口にしたい
- 将来的には他の子とも関わっていきたい
多くの利用家庭が、最初のコースとして「好き探Qコース」を選ぶ傾向がありますし、
筆者も実際にここから利用開始したおすすめのコースです。
ついつい最初は様子見気分で最も安価な「自分探Qコース」からスタートしたくなりますが、
子どもが
「みんなが何しているかちょっとだけ見てみようかな」
「興味のあることだからコメントしてみたいな」
と思った時にチャレンジできる環境があるというのはとても大きなことです。
挑戦する心は不意に湧いてきて、その場で一歩を踏み出せないと次に勇気が出るのがいつになるかは分かりません。
そのための環境を用意しておくという意味で「好き探Qコース」からのスタートをお勧めします。
4-3. 未来探Qコース(月額40,700円・税込)
特徴:
中学生以上を中心に、プロジェクト型の活動がメインになります。
- 「プロ活」と呼ばれるプロジェクトに参加
- 様々な分野のプロフェッショナルから出されるミッションに取り組む
- 仲間と協力しながら、対話やアウトプットの経験を重ねる
向いているケース:
- ある程度自己表現ができるようになってきている
- 将来や進路について具体的に考え始めている
- 社会との接点を少しずつ増やしていきたい
4-4. 入学金・その他費用
- 入学金:19,800円(税込)
- 上記以外の教材費などは、基本的にコース料金に含まれます
(詳細は公式HPでの最新情報要確認) - パソコンなどの機材、インターネット環境はご自身で準備する必要があります
5. SOZOWスクールの利用イメージ|不登校家庭の1日の過ごし方例
オンラインフリースクールと聞くと、
「1日中、パソコンの前にいなければいけないの?」
「時間割ががっちり決まっているのでは?」
と心配になるかもしれません。
実際には、SOZOWスクールの利用は非常に柔軟です。
典型的なパターンをイメージとして紹介します。
5-1. SOZOWスクール利用開始から間もないある不登校家庭の1日の例
- 9:00〜
起床。午前中は自宅でゆっくり過ごす(YouTube・読書など) - 11:00〜
体調が良い日は「ガクサポ」(オンライン自習室)に参加し、宿題や自主学習を少し進める - 13:00〜
昼食・休憩 - 14:00〜
SOZOWのメタバースにログイン。「見るだけ」で他の子の活動を眺める - 16:00〜
アニメやゲーム、イラストなど、好きなテーマのコミュニティに参加。チャットで反応することも - 18:00〜
夕食・家族で会話 - 20:00〜
Slackで個人チャンネルを作ることに挑戦中
SOZOWを利用する中で楽しくなってきたイラストの練習をする
5-2. 重要なのは「参加時間の長さ」ではなく「質」
不登校のお子さんにとって、最初の数ヶ月は「少しの時間だけ関われた」という事実が重要です。
- 5分だけ参加できた
- 1回だけチャットを打てた
- 顔は出さずに、声だけ参加できた
こうした小さなステップを積み重ねることが、回復と自信につながっていきます。
息子もSOZOWスクールが楽しくなってきたと言ったのは利用を開始して3ヶ月目のことでした。
最初はメタバースの使い方がよくわからないと1週間ほどログインすらしませんでしたが、気づかないうちに利用を再開していました。
最初はつまづいてしまうこともあると思いますが、子どもの力を信じてそっと見守ってあげてもらえればと思います。
6. SOZOWスクールのメリット|他のオンラインフリースクールとの違い
オンラインフリースクールSOZOWスクールには、他サービスと比較したときの明確な強みがあります。
6-1. 不登校初期〜回復期の子どもでも利用しやすい設計
- 「学校復帰」をゴールにしない
- 5教科中心ではなく、「好き・興味」を入口にする
- 参加の仕方に段階を持たせている(見るだけ→チャット→声→発表)
6-2. メンター制度による個別サポート
- 1人ひとりに担当メンターがつく
- 定期的な1on1で、感情面・生活リズム・将来など多面的にサポート
- 親にとっても、第三者の視点からお子さんを見てもらえる安心がある
- 1on1実施後メンターによる保護者へのフィードバックがある
6-3. 全国の不登校当事者とつながれる
- 不登校で悩むのは「自分だけではない」と実感しやすい
- 共通の趣味を持つ友達が見つかりやすい
- 地域のリアルなフリースクールだけでは出会えない、多様な価値観に触れられる
6-4. 出席認定の実績が高い
- 学校に提出できる「活動報告書」発行
- 利用家庭の約75%が「出席扱い」の認定を受けている(全国平均は約45%)
実際に我が家も活動報告書を毎月提出することでSOZOWスクールを利用した日は出席を認めてもらっています。
「不登校期間が内申や高校受験にどう影響するか」を気にしているご家庭にとっては、
安心材料のひとつになるのではないでしょうか。
7. SOZOWスクールのデメリット・注意点|親があらかじめ知っておきたいこと
一方で、SOZOWスクールにも注意しておきたいポイントがあります。
ここを理解しておくことで、「思っていたのと違った」というミスマッチを防ぐことができます。
7-1. 居心地が良すぎて「外に出る理由」が弱くなる可能性
SOZOWスクールは、オンラインの中では非常に安心感の高い空間です。
その反面、
- 学校への不安
- SOZOWでの安心
このギャップが大きくなると、「現実世界に出るモチベーション」が下がるリスクもあります。実際に息子から「学校に行けるようになったとしてもSOZOWだけは辞めたくない」と言われたことがあります。
一方で学校行事に参加しようか迷っている時にSOZOWスクールの仲間に相談し、後押ししてもらったこともあったので、適切な使い方、距離感を自分なりに作ることが大切になってきます。
7-2. 理不尽な環境に慣れる練習は別で必要
オンライン環境は、「合わない人やつらい状況からログアウトできる」利点があります。
ただし、実社会では、
- 理不尽さ
- 合わない人
- やりたくない仕事
から完全に逃げることは難しい場面もあります。
学校や対面の場は、そうした「現実社会への慣らし」の役割を持っています。
SOZOWスクールだけで全ての社会性が身につくわけではない、という点は押さえておきましょう。
7-3. 「合う/合わない」がハッキリしやすい
- オンラインでのコミュニケーションが得意な子
- テキストやボイスチャットに抵抗が少ない子
には向きやすい一方で、
- 画面越しのコミュニケーションが極端に苦手
- 機械操作そのものがストレス
というタイプのお子さんには、合いにくい場合があります。
8. SOZOWスクールはこんな子・家庭におすすめ|相性チェックリスト
オンラインフリースクールSOZOWスクールとの相性をイメージしやすくするために、簡単なチェックリストを用意しました。
8-1. 向いている可能性が高いケース
以下に ○ が多ければ多いほど、SOZOWとの相性は良い可能性があります。
□ 学校という環境そのものに強い不安や緊張を感じている
□ いきなりリアルのフリースクールに通わせるのは心配
□ 子ども自身に「ゲーム」「イラスト」「音楽」などの好きな分野がある
□ 家族以外の大人(メンター)にも、子どもを見守っていてほしい
□ 勉強よりもまずは自己肯定感や人とのつながりを取り戻してほしい
8-2. 他の選択肢も検討した方が良いかもしれないケース
□ 高校受験までの時間が迫っており、学力の挽回を最優先したい
□ すでにリアルのフリースクールに安定して通えている
□ 対面での人間関係に慣れていってほしいという思いが強い
□ オンライン環境そのものに家族が抵抗を感じている
9. 申し込み前に確認したいポイント|比較の視点とチェック項目
オンラインフリースクールはSOZOW以外にも複数あります。
SOZOWスクールを含めて検討する際、以下の視点で比較すると判断しやすくなります。
9-1. 比較の視点
- 料金(月額+入学金)
- コース内容(個別/集団/プロジェクトなど)
- 学習支援(教材・自習室・個別指導の有無)
- 出席認定の実績
- メンター・スタッフのサポート体制
- 保護者向けのコミュニティ・サポート有無
9-2. チェックしておきたいこと
- 体験入会・無料相談があるか
- 子どもが体験の間にどんな反応を示しているか
- 無理に入会を急がせない雰囲気か
- 公式情報だけでなく、利用家庭の生の声(ブログ・口コミ)にも目を通したか
10. SOZOWスクールに関するよくある質問(Q&A)
Q1. SOZOWスクールだけで高校進学に問題はありませんか?
A. 出席認定の扱いや内申への影響は、在籍校や自治体、高校によって判断が異なります。SOZOWは活動報告書を発行してくれますが、最終判断は学校側になります。早めに学校と情報共有しながら進めるのがおすすめです。
Q2. オンラインフリースクールだけで「社会性」は身につきますか?
A. 対人コミュニケーションや共感性など、一部の社会性は身につきますが、リアルの場での理不尽さや「逃げられない場面」に慣れる経験は別途必要です。SOZOWスクールだけですべてが手に入るわけではないと考えるのが現実的です。
Q3. うちの子は人見知りが激しいのですが、それでも大丈夫ですか?
A. SOZOWは「見るだけ参加」や「チャットだけ参加」が認められているため、極度の人見知りのお子さんでも利用を開始しやすい設計です。ただし、合う/合わないは実際に体験してみないとわからないため、まずは短期間の利用で様子を見るのがよいでしょう。
Q4. 勉強はどの程度見てもらえますか?
A. 5教科学習の教材(すらら・スタディサプリ)やオンライン自習室がありますが、塾のように学力向上だけを目的としたサービスではありません。「勉強のペースメーカー」として活用するイメージに近いです。
Q5. 親の負担は増えますか?減りますか?
A. 登校の付き添いなどは不要になる一方で、オンラインの様子を時々確認したり、メンターやスクールとの情報共有を行う必要があります。
またSOZOWスクールを話のきっかけとして、子どもとコミュニケーションをとっていくという姿勢がとても大切になってきます。
ただ、親がすべてを抱え込むのではなく、「外部に一緒に見てくれる大人が増える」という意味では心理的負担が軽くなる家庭も多いです。
11. まとめ|SOZOWスクールは「不登校からの再スタートの土台づくり」に向く
最後に、本記事のポイントを整理します。
- オンラインフリースクールSOZOWスクールは、 不登校のお子さんの「回復期」「再スタート準備期」でも使いやすいサービス
- 「学校復帰」「学力挽回」よりも、 安心できる居場所・自己肯定感・小さな成功体験を重視している
- メンター制度・コミュニティ・出席認定など、回復から次のステップにつなぐための仕組みが整っている
- 一方で、居心地が良すぎて外の世界への一歩が遅くなるリスクや、リアルな理不尽さへの免疫は別途必要という側面もある
- すべての家庭に万能ではないが、不登校初期〜回復期のご家庭にとっては、
「検討する価値の高いオンラインフリースクールのひとつ」と言える
不登校の進路・居場所選びに「絶対の正解」はありません。
しかし、情報を知ったうえで選ぶか、知らないまま選ぶかで、
納得感や後悔の少なさは大きく変わります。
実際に1年以上利用してきた子どもの親として
オンラインフリースクールSOZOWスクールは、
その選択肢のひとつとして十分に検討する価値のあるサービスだと感じています。
お子さんの今の状態と、
あなたの家庭が大切にしたい価値観を照らし合わせながら、
ぜひ冷静に情報を整理・比較して、お子さんにとって最適と思われる選択をしていただけるとうれしいです。

